2024年9月24日(火)~2024年10月11日(金)に2024年度JICA国別研修「中西部ギニア湾地域の持続的な広域養殖振興に係る養殖漁場環境政策および対策」を実施しました。本研修は中西部ギニア湾漁業委員会加盟国が対象で、ギニア湾に面する西アフリカ6カ国(ガーナ、コートジボワール、トーゴ、ナイジェリア、ベナン、リベリア)から13名が参加しました。
研修は持続的養殖振興に資する、健全な養殖環境を実現するための地域的な制度整備と、自国への適応のために、中西部ギニア湾漁業委員会に向けた提言書及び各国におけるアクションプランを作成することを目的として2カ年の計画で行われ、本年度は2年目でした。
本研修では魚病に関するテーマを中心に扱い、日本における魚類防疫に関する法制度や魚病に関する基礎知識などに関する講義を実施したほか、岐阜県水産研究所での講義、施設見学、魚の解剖などの各種実習や三重県の水産技術研究所南勢拠点での講義、施設見学も行いました。
研修員が本研修で学んだことを自国で実践し、それが研修参加国の養殖発展につながるきっかけになることを願っています。