開発コンサルタントとは
開発コンサルタントは、対外援助を行う政府機関、国際機関あるいは民間団体に対して、開発途上国の支援を目的とするプロジェクトの調査、計画、実施促進などのコンサルティングを提供する人あるいは企業のことです。インテムコンサルティングは、開発コンサルタント企業として、自然環境保全、水産開発、教育・職業訓練、保健医療、モニタリング・評価、民間企業の海外進出支援など幅広い分野で、特に日本の政府開発援助(ODA)を担う国際協力機構(JICA)のプロジェクトを数多く実施しております。
部の紹介
自然環境部
自然環境部は、途上国経済において重要課題である食料の安定供給や生計向上など、継続的な支援が求められる農林水産分野での支援をおこなっています。農林水産分野の中でも特に水産系を中心に、調査、技術協力プロジェクトを実施しています。
計画調査部
計画調査部は、無償資金協力(途上国が経済社会開発のために必要な施設を整備したり、資機材を調達することを支援する)を用いて、学校や職業訓練校、病院の設立に関わる機材の整備など途上国の国づくりの基礎となる活動を支援しています。
社会開発部
社会開発部は、学校教育や職業訓練などの教育人材育成、ジェンダー平等及び女性・女児のエンパワメントの推進、開発政策への助言や行政官の能力強化、プロジェクトのモニタリング・評価など、多岐にわたるコンサルティングサービスを実施しております。
業務部・総務部・経理部
業務部は、プロジェクトの運営支援、契約及び精算業務等、経理部では財務・経理業務を軸に社内業務を横断的に管理・サポートしております。
社員紹介
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岩井 翔 / 2021年入社 / 自然環境部
かねてより国際協力の業界に興味があり、自身の専門性を生かせる水産系の開発コンサルタントになるため入社を決めました。国際協力の業界では経験者採用が多く、業務経験の浅い私にとっては業界に入る最初のハードルが高いと感じていました。しかし、インテムでは若手社員も積極的に採用していたため、この点が入社の大きな決め手となりました。若手から採用して、会社全体で人を育てていくという社風があると感じています。
初めて参画したプロジェクトは、モルディブの沿岸漁業開発に関する技術協力プロジェクトです。私はカツオ一本釣り漁業に使用する活餌槽の改良や、活餌管理技術の普及を担当しています。実際に一本釣り漁船に乗り込み、漁業者達と1週間共同生活をしながら、新しく設計した活餌槽の使用方法や活餌管理技術の説明などを行ったこともありました。最初は活餌槽の形状が変更され、使用感の違いに戸惑った漁業者達から反発の声も上がりました。しかし実際に活餌管理技術の効果が得られると、次第に漁業者達から感謝の声をもらうことが増えました。また、船内での話し合いや共同生活を通して、漁業者達との関係も深まり、今では公私ともに連絡を取り合うほどの信頼関係を築くことができました。
現地での業務や生活は厳しいことも多いですが、世界中の現場で課題に取り組めるとてもやりがいのある仕事だと感じています。またインテムVISONに掲げられている「世界の国々から喜ばれる仕事」を実現しながら、日本では決して経験できない貴重な体験ができることも、この仕事の魅力だと思います。
現在はモルディブのプロジェクトの他、コートジボワールやカメルーンの内水面養殖に関する技術協力プロジェクトに参画しています。今はまだ上司が受注した案件に参画させていただいている段階ですが、将来的には自分の力で案件を受注し、プロジェクト管理を担うことが今の目標です。

高月 渚 / 2022年入社 / 社会開発部
大学・大学院において国際協力について学び、開発業界への就職を志望していましたが、まずは社会人経験を身に付けたいと思い、ITシステムの開発に強いビジネスコンサルティング会社に2年間勤めました。
その後、インテムに入社してからは、スリランカ、インド、タンザニアなど、多種多様な国・分野の案件に関わっています。学生時代に学んでいたジェンダーや女性のエンパワメントに関する技術協力プロジェクトやプロジェクト形成のための調査、また前職での経験も活かしながら、DXに関連する案件にも参画しています。
ジェンダーの案件としては、スリランカにおける女性の経済的エンパワメント促進のための技術協力プロジェクトに参画しており、女性企業家のビジネスを支援するパイロット活動を実施しています。女性企業家たちは、事業経営や商品の質などに課題を抱えているものの、事業拡大のために研修での学びやプロジェクトからの助言を必死で吸収しようとしている姿に、現地に行く度に圧倒されています。
開発コンサルタントとしてはまだまだ未熟ですが、上司や同僚には、プロジェクトの進め方や受益者・現地関係者との向き合い方など、日々親身に教えてもらっています。また、こんなプロジェクトに参画したい、こんな専門性を磨きたいと積極的に相談すれば、上司や同僚が支援してくれる、とても温かい会社です。

安井 惠 / 2022年入社 / 計画調査部
バングラデシュとサモアでの青年海外協力隊員としての経験、人材育成奨学計画準備調査(無償資金協力案件)での業務経験から、人材育成にはソフト面の支援だけでなく、ハード面の支援も必要だと感じ、コンサルタントとして教育機材の整備案件に携わってみたいと興味を持ったことが、入社のきっかけでした。
入社後、全世界遠隔教育等整備に係る情報収集・確認調査でのラオス・カンボジアでの現地調査やエルサルバドル国デジタル教材制作推進計画での積算資料作成、教育省担当者との連絡調整等、各国の文化や風習に触れながら様々な国での案件に携わることができるため、案件ごとにとても新鮮な気持ちで業務に取り組んでいます。
またプライベートでは1児の母になりましたが、フレックスでの時短勤務、在宅勤務等の柔軟な働き方ができるので、仕事と育児の両立ができています。これから様々な案件で業務経験を積み、コンサルタントして独り立ちできるよう、日々精進していきたいです。
採用情報
弊社では定期的なスタッフの採用は行っておりませんが、弊社が実施する業務について即戦力となり得る人材、あるいは将来的に戦力となり得る人材の方々と随時面談させていただき、業務の必要に応じて採用致しております。
業務内容
途上国の開発プロジェクトに関する調査、計画、設計、技術指導、運営管理、専門家派遣、評価分析など技術コンサルティング業務。活動対象分野は、農林水産開発、人材育成、保健医療、環境保全、ジェンダー主流化など。
応募資格
- 語学力:
- 英語TOEIC 800点以上。ただし、理学、工学系の専門分野をお持ちの方はTOEIC730点以上でも検討対象とする。また、仏語、西語など第2外国語の能力がある方を高く評価します。
- 学位:
- 原則、大学卒業以上
- 年齢・性別:
- 25歳~55歳位、男女は問いません。
- 業務経験:
- 海外での業務経験、留学経験があることが望ましい。(JICA海外協力隊OB・OG歓迎)
勤務条件
- 勤務地:
- 東京本社および海外
- 勤務時間:
- 9:30~17:30(海外出張時は当該国勤務時間に従っていただきます)
フレックスタイム制度有り - 雇用形態:
- 原則として、入社後3ヶ月を試用期間とし、その後正社員登用につき審議決定します。
- 給与・福利厚生:
- 弊社の規程による
- 休日・休暇:
- 土、日、祝祭日、年末年始、その他有給など
特記事項
●弊社の主要業務は我が国のODAにかかる技術コンサルタントです。したがって、業務の場所は途上国がほとんどです。また、業務内容によりますが、年間の出張期間が延べ6ヶ月以上になることも普通にあります。かかる業務が肉体的、精神的に難しいという方はご遠慮ください。
●即戦力となり得る方であれば、地方在住で自宅勤務をおこない、案件ベースで業務にあたっていただくという制度も設けております。
留意事項
●応募の秘密は厳守致します。
●選考に係る交通費は支給致しませんので、予めご了承ください。
●選考結果に関する問い合わせには一切お答えいたしかねますので、悪しからずご了承ください。
応募方法
●お問い合わせフォームよりご連絡ください。