グローバルに事業を行っているインテムコンサルティングは、事業で培った技術力や国際社会での経験を生かし、国際社会に貢献することが使命と考え、さまざまなCSR活動を行っております。
また、国内での研究成果の発表、講演・講義、研修などを通じ、国際協力に対する普及啓発も積極的に行っております。
People, Wetlands, Wildlife
インテムコンサルティングは、環境省「令和元年度・2年度国立公園等資源整備事業費補助金(野生動物観光促進事業)」を受けて、「People, Wetlands, Wildlife (PWW)」のウェブサイトを開設しました。国内のラムサール条約登録湿地とその周辺の自然、野生動物、人々の暮らし、文化などを英語で情報発信し、訪日外国人(インバウンド)にその魅力を伝えることを目的とした事業です。
弊社のシニアコンサルタント James McGill と、ラムサールセンター(NGO)のフェロー(元事務局長)である中村玲子さんが案内人として日本各地の登録湿地を訪れ、映像によって湿地の魅力とその周辺の観光情報を英語で紹介しています。これまでに紹介できたサイトは少なかったですが、2020年度中には13カ所まで増やせる予定。今後全国52カ所すべての登録湿地の紹介をめざして、HPの制作を進めてまいります。
この事業には、環境省、ラムサール条約登録湿地関係市町村会議、ラムサールセンター、 日本国際湿地保全連合などのご協力をいただいております。
私どもは、今後とも日本国内の湿地を中心とした自然環境分野で、新しい事業展開と社会貢献活動をおこなってまいります。
People, Wetlands, Wildlife ホームページ:https://pwwj.org
NGO連携
– Cooperation with NGOs –
ラムサールセンター
弊社は、ラムサール条約の CEPA 活動 (*1)や発展途上国における現地環境 NGO への支援を行っている国際環境 NGO「ラムサールセンタージャパン(RCJ)」に対して、協力金の提供および活動への人材派遣を通じ、支援をしています。これまで、「バングラデシュ沿岸湿地環境保全プロジェクト」「ミャンマー国国際湿地ワークショップ」や「ミャンマー国ウトゥ村での住民参加の持続可能なマングローブ生活林づくり事業」への専門家派遣、カンボジアで開催された「アジア湿地シンポジウム」での研究発表など、CSR 事業として連携を重ねてきました。インテムコンサルティングが展開している PWW のウェブサイト制作事業には、RCJから専門家の協力を受けています。 複数名のインテム社員が同会会員として参加しており、国内での環境教育イベントや普及啓発活動イベントのボランティアとして活動しています。
*1) 交流、教育、参加、普及啓発活動(Communication, Education, Participation and Awareness)
≪参考≫
ラムサールセンター(RCJ)ホームページ:http://rcj.o.oo7.jp/
宗像財団
宗像財団は、弊社社員の田中真奈(シニアコンサルタント)が代表理事を務める非営利の一般財団法人です。同財団は、田中の叔父にあたるジョー新宅(故人)と叔母である宗像康子から贈与を受けて設立されたもので、田中が途上国支援の現場で働いてきた経験を元に、主要メディアで報道されることが少ないマイノリティや貧困層への支援活動をおこなっております。具体的には、LGBTを主対象とするダイバーシティ支援、女子教育支援、貧困削減支援などであり、現在6ヵ国(マダガスカル、モザンビーク、マラウイ、インド、パキスタン、バングラデシュ)で現地NGOや個人が実施する12事業を支援しています。
インテムコンサルティングは、宗像財団の現地での幅広いネットワークと連携しながら、開発コンサルタントとしての効果的な業務をおこなうとともに、同財団と国内外で協力して、様々な普及啓発活動を進めてまいります。
≪参考≫ 宗像財団ホームページ: https://www.mnkt.org/
書籍・論文
– Books/Reports –
インテムコンサルティング社員が発表した書籍・論文の一覧です。
タイトル
雑誌・出版社等
発表年
著者
キーワード
The Marshall Islands & Japan. In: In the Era of Big Change Essays about Japanese small-scale fisheries
TBTI Global Publication
Series
2020
越後学
水産
「お魚系」開発コンサルタントの世界魚食紀行
湊文社
2020
土居正典
水産
Teacher Agency in South African Education Policy Related to School Safety
Africa Education Review
2020
花屋亜希子、他
教育
タイトル
雑誌・出版社等
発表年
著者
キーワード
ラムサール条約と水鳥の役割 [特集 沿岸水産業の鳥害対策]
アクアネット2019年6月号
2019
大原みさと
水産、生態系サービス、鳥害、 ラムサール条約
カナダでのチョウザメ養殖と天然キャビア製造
アクアネット 2019年5月号
2019
前川晶
水産
タイトル
雑誌・出版社等
発表年
著者
キーワード
私は「お魚系」開発コンサルタント
WAVE
出版
2018
土居正典
国際協力、水産
CPD Intervention for History Teachers: Does CPD for Holocaust Education Promote Social Justice in
South Africa’s Secondary Schools?. In Y. Sayed (Eds.).
Continuing Professional Teacher Development
in Sub-Saharan Africa: Improving Teaching and Learning (pp. 85–108).
Bloomsbury
Academic
2018
花屋亜希子、他
歴史教育、南アフリカ
タイトル
雑誌・出版社等
発表年
著者
キーワード
Social cohesion, violence, and education in South Africa.
In M. Seedat, S. Suffla, & D. J. Christie (Eds.),
Peace psychology book series. Enlarging the scope of peace psychology:
African and world- regional contributions (p. 239–254).
Springer International Publishing
2017
花屋亜希子、他
教育政策、南アフリカ
Education and Social Cohesion in South Africa,
Summary Report.
Centre for International Teacher
Education (CITE),
Cape Peninsula University of
Technology (CPUT)
2016
花屋亜希子、他
教育政策、南アフリカ
魚百景・百味(45) 鰹だし純情派”カツオ一途”なモルディブの人々
アクアネット 2015年4月号
2015
越後学
水産
イカと液晶
アクアネット 2011年7月号
2011
前川晶
水産
新聞コラム連載「歩の仕事 漁業協力の現場から」1~22
水産経済新聞
2010
越後学
水産
地域資源を活用した田舎ブランドづくり(鹿児島県伊佐市)
財)中小企業総合研究機構
2009
南山智之
地域活性化、ブランディング
太平洋島嶼における漁業管理手法ーマーシャル諸島の沿岸漁業における取組み
日本水産学会漁業懇話会
、口頭発表
2008
越後学
水産
太平洋島嶼における漁業管理手法の開発に関する研究ーマーシャル
諸島の沿岸漁業を事例としてー
東京海洋大学大学院博士学位論文
2007
越後学
水産
どじょうの詩
新風舎
2007
前川晶
随筆
中小企業における情報セキュリティ&個人情報管理
財)全国中小企業情報化促進センター/
中小企業庁
2007
南山智之
セキュリティ、脆弱性、個人情報
第二章「アジアにおけるジェンダーと人間の安全保障ー女性と教育ー」、
田中和子編『アジアから視るジェンダー』
風行社
2007
田中真奈
ジェンダー、教育
マーシャル諸島共和国における漁業資源の利用と管理問題
漁業経済研究
2006
越後学
水産
中小企業における知的財産の利用実態に関する調査
財)中小企業総合研究機構/内閣府
2004
南山智之
知的財産権、特許、ブランド
「インド女子初等教育(ノンフォーマル教育)の課題」、
千葉杲弘 『国際教育協力を志すひとのために』寄稿
学文社
2004
田中真奈
ジェンダー、教育
高付加価値型企業(中小製造業)への展開に関する調査研究
(知識創造型企業を目指して)
財)中小企業総合研究機構
2002
南山智之
企業付加価値、知識創造
講義・講演
– Speeches/Lectures –
インテムコンサルティング社員は時間の許す範囲で、国際協力事業や専門分野の講義・講演を積極的におこなっております。
以下は、教育機関様等のご要請に応えて無料あるいは若干の謝金により実施したCSR活動です。
通常業務として実施させていただいている研修につきましては、本ホームページの業務内容をご参照ください。
講義名
主催
日時
担当者
キーワード
インド式暮らし方を学んでみよう!
おうちdeまなび舎
2020年3月
田中
教育
英語でサンドイッチを作ってみよう!
おうちdeまなび舎
2020年3月
田中
教育
私は「お魚系」開発コンサルタント~来たれ、若手ODA戦士たち~
ECFA
2020年8月
土居
国際協力、水産
開発コンサルタントによる開発の実践
神戸大学
2020年7月
小野
国際協力
講義名
主催
日時
担当者
キーワード
SDGsワークショップ
SDGs 4「質の高い教育をみんなに」-技術教育・職業教育-
明治大学
2019年11月
武藤
教育
毎日メディアカフェ 国土緑化推進機構助成案件【インド「持続可能な生活林づくり」】事例紹介(ラムサールセンター)
毎日新聞社
2019年11月
大原
植林、国際協力、NGO
「開発コンサルしかしらないアフリカビジネス」さかなを育てる – ひとを育てる~淡水魚養殖事業と産業人材育成~
ECFA/
TICAD7
2019年8月
土居・武藤
国際協力、水産
講義名
主催
日時
担当者
キーワード
立教大学全学共通カリキュラム「フィールドから考える現代世界の暴力と平和」 「アフリカ―開発コンサルタントとして見る変容」
立教大学
2018年6月
玉木
国際協力
講義名
主催
日時
担当者
キーワード
Addis Ababa Symposium on Skills Development Skills development in the global and
African context, in relation to the labor conditions in Ethiopia
大学・民間企業関係者/名古屋大学
2017年8月
武藤
教育
国際協力キャリアセミナー 「国際協力分野におけるキャリア形成で大切なこと-アフリカ諸国での経験から-」
広島大学
2017年1月
武藤
キャリア・人材育成
The 347th IDEC Seminar Technical Vocational Education and Training (TVET)
in Africa: Skills Development as a Clue to Solution
広島大学
2017年1月
武藤
教育
モルディブ国における水産開発計画の策定
技術士会水産部会
2015年11月
土居・越後
水産
開発コンサルタントの実務と倫理
高知高専
2015年11月
土居
国際協力、水産
水産分野の国際協力とコンサルタントの仕事
東京海洋大学
2015年3月
前川
水産
湿地保全とワイズユーズに関する事例発表(アジア湿地シンポジウム)
国際湿地保全連合,ラムサールセンター
2014年11月
丹羽
環境保全、湿地
青年海外協力隊経験者に向けた進路開拓セミナー
JICA青年海外協力隊事務局
2013年7月
大内
国際協力
開発コンサルタント入門
日本大学生物資源科学部
2013年5月
土居
国際協力、水産
Development of Sustainable Aquaculture in Japan
JICA/TIKA/MARA
2012年10月
根崎
国際協力、水産
水産分野における私の国際協力ノート
技術士会水産部会
2010年11月
土居
国際協力、水産
Aquacullture in Japan
JICA/TIKA/MARA
2010年10月
根崎
国際協力、水産
Kalkan Culture in Turkey
アンカラ大学(トルコ)
2010年10月
根崎
国際協力、水産
海外青年協力隊の活動説明会(日本大学生物資源科学部向け)
JICA横浜センター
2009年5月
大内
国際協力、水産
実践報告(開発途上国における国際協力) 2中南米編
地球環境基金
2008年11月
土居
国際協力、自然環境
Flatfish and shrimp culture
アクデニズ大学(トルコ)
2008年10月
根崎
国際協力、水産
「環境分野における国際協力」– NGO・NPOの視点から –
地球環境基金/自然環境研究センター
2004年12月
土居
国際協力、自然環境
フイリピン水産セクターにおける日本の技術協力、資金協力
鹿児島大学水産学部
1998年12月
土居
国際協力、水産
グローバル教育・人材育成
– Global Education/Human Resource Cultivation –
インテムコンサルティングでは、諸外国との相互理解の推進とその先にある国際協力の仕事を、若者世代に伝え、広く世界に目を向けて頂くため、弊社の国際協力事業の紹介を通じ、国際理解教育の機会を提供しています。
これまで、修学旅行のプログラムで弊社に訪問頂いた中学・高校生の参加者や、大学での講義において、開発援助の現場での業務、赴任先での活動、異文化等を紹介する活動を行っております。
修学旅行プログラム受け入れ実績
日時
プログラム
学校名
2019.12.4(水)
「国際理解の大切さを知る」
新潟市立木戸中学校
2019.10.8(火)
「コンサルタントってどんな仕事?-SDGsの実現に向けて、
社会の開発課題に取り組むプロフェショナル!」
新潟県立新潟中央高等学校
2014.8.26(火)
「国際協力とコンサルタント」
新潟県立津南高等学校
さらに、日本の大学院等で学ぶ途上国からの留学生にインターンの機会を提供し、途上国の産業開発に資する人材育成を支援しています。これまでに「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ (ABE イニシアティブ)」プログラムにて来日したベナンやウガンダ共和国からの留学生に対し、研修後のインターンとしての受入れ企業を紹介したり、研修先の高校等と連携した職業訓練・就職支援分野にかかる実践的な指導をおこなったりしております。