講演「外国人労働者雇用と海外進出」　南山智之（於：福島県南相馬市）（2019.11.19）

11月19日（火）、福島県南相馬市原町商工会議所青年部様の月例会にて、弊社社会開発部参事役の南山智之が、「外国人労働者雇用と海外進出」について講演させて頂きました。

 南相馬市は、東日本大震災及び原発事故からの復興に向けて力強い取り組みを続けています。現在、国家プロジェクトである福島イノベーション・コースト構想実現に向けた様々な事業も進められています。原町商工会議所青年部のみなさんは、こうした復興の担い手として活躍しています。一方で、震災に起因する人口流出による人手不足の地域経済への打撃は大きく、人材確保は、今後の地域再生の大きな課題になっています。 　

 講演会では、南山から弊社が手がける日本企業の海外進出支援の経験やノウハウを踏まえ、外国人労働者の雇用についてお話させていただきました。

 日本企業が雇用する外国人、つまり日本にやってくる外国人が、自国ではどんな社会・経済層にある人達か、彼らにとって日本企業はどう映っているのか。またミャンマーの事例等を紹介しながら、外国人の就労意識や社員教育のポイント等、雇われる側からの視点を提供することで、雇用主となり得る青年部のみなさんが抱える外国人雇用のメリット・デメリットに関する疑問や戸惑いに、わかりやすく答えて頂いたと好評でした。 　

 また、海外進出と外国人労働者雇用は、企業としての二者択一の戦略ではなく、海外進出を展望する際には、日本国内で雇用し、海外事業の中核スタッフとして育成し、進出の際は、初期段階から活用することで大きなメリットを得る事が可能であるとして、一連の事業として取り組む事が成功の鍵になるとお話させて頂きました。

 参加して下さったみなさまからは、最近、耳にする機会が増えたけれど、実際のところ詳しく聞く機会がない外国人労働者について理解を深める機会となったこと、海外進出についても新しい視点を得て前向きに考える機会となった等、多数コメントを頂きました。

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